マリー ギャラリー
東京 日本橋のギャラリー
時は、絶え間なく変化を続け、とどまる事は無い。光、風、水、人の記憶、感情…panta rhei(万物流転す)のごとく、絶えず生まれ消えていく。そして生まれる。
どのようにしたらこの止まらぬ時を捉え、表現することができるのであろうか。その表現への追求は、表す手段をも変化させ、分化と統合を繰り返している。
人々の思いや感情が数多なる流れとなり、奥深く、高く無双の層となって、時とともに、我々の今いる空間を流転し続けている状態が存在するとして、その流れを横軸とし、そこに縦の裂け目を作って覗いてみるならば、どのような光景が見えるのだろうか。
この不可視でありながら、可視化しようとして生み出されているものが「時空のすきま」であり、人の絶え間ない思いの流れの「floating」となる。
伊藤壽美
小林 俊哉 展
The Day-to-Day Scenery
会期日時
2024年 6月22日 (金) - 7月6日 (土)
※ 営業:会期中 木、金、土、13:00 ~ 18:00
入場無料
日常の風景から
普段、道ばたの草花を眺めながら歩いている。そのせいか、自然と目線は下に向いているのだが、その目線を上げたとき、そこには、道ばたとは全く違う無機質な3Dの世界が広がっていることに気付く。
当然のことだが、家に居ても外に出てもそこは3Dの世界なのだと。その3Dの世界を2D(平面)にしたら、どんな世界が見えてくるだろう。30年も前に同じことを考え、実際に描いたことを思い出した・・・・。その頃は、自身が制作した3Dの世界を2D(平面)にしたのだが、今は、どんな世界が見えてくるのだろうか・・・。
日常にある風景・・・3Dの世界を2D(平面)に。その3Dの世界に道ばたに咲く草花の色を置いてみた。
見えるものと見えないもの、見えているものと見えていないもの。そこには自身の有りようが見えて来る。
小林俊哉
ハル 展
会期日時
2024年 5月11日 (金) - 25日 (土)
※ 営業:会期中 木、金、土、13:00 ~ 18:00
入場無料
小谷浩士 & カメヤ光路 @ アートフェア東京 2024
ART FAIR TOKYO 2024 マリーギャラリー
Lobby Gallery Booth#P001
小谷浩士 と カメヤ光路 の二人展にて参加いたしました
会期日時
2024年 3月8日 (金) ー 3月10日 (日) ※プレビュー:3月7日 (木)
11:00~19:00 (最終日のみ~16:00)
会場
東京国際フォーラム ロビーギャラリー / ホールE
https://artfairtokyo.com
マリーギャラリー
ブース No. P001(Projects / B1F ロビーギャラリー)
※ロビーギャラリーは入場無料です。
小谷 浩士
<作家ステートメント>
日常の中で目にとまった形や、ふとした時に思い出したものの形。
気にとまった言葉や文章。
何気なく紙の上に線で描いた形。
それらを集めながら作品化するための手法を考え、「絵画」とさりげなく寄り添いながら一本の線で描いたフレームの中に表現のルールを決め、形を見つける、形をつくる、形に色を塗る、配置するを繰り返しています。
現在、四つのシリーズを並行して描いています。
「失名」 「無名」 「命名」 「偽名」
各シリーズ、とりとめのないイメージが錯綜を繰り返す日常を受け入れ、私なりの手法で表し出すことを楽しんでいます。
そして異なる手法による各シリーズの異なる作品が重層化していき、作者の私を覆い隠し見えなくしてくれることを願っています。
カメヤ 光路
<作家ステートメント>
[エモさの明日/あなたとの距離感]
元々、私自身のアンビバレントな感情の混乱に拮抗するための手段として絵画制作を始めました。その感情の静かな混乱はいつしか自身の作風/特性に。
複雑性を秘めた表情と明快な図像の画面。一つの画面の中で突き放されたり、息が掛かるほど近づいて来たり。その関係性/距離感の変化を描きます。
[レイヤード・ニホンガ]
キャリア初期から一貫して採用しているダブルレイヤー構造。紙本着彩画面に少し浮かせて絹本を張り、二重に着彩して柔らかい透明感からアタックの強い抵抗感まで作品に応じて出力調整する技法。